◆当薬局の調剤の流れ
1・処方せん受付→ 2・問題点の発見→ 3・処方内容の入力→4・薬の取り揃えと最終確認(鑑査)→ 5、薬の交付と説明
◆上記業務の説明
1・処方せんの受付
窓口カウンターにて処方せんを受け付けます。その際、お薬手帳の提出も一緒にお願いしております。また保険証や受給者証を提示して頂くことがあります。
2・問題点の発見
私たち薬剤師にとって、最も重要な業務の1つであります。処方せんの記載の不備や用法用量の確認、副作用・アレルギー歴・前回処方・併用薬の確認などを行っております。
3・処方内容の入力
レセコンと呼ばれるシステムを利用し、薬袋やお薬の説明書を作成すると共に、各保険組合に医療費の請求を行っています。
4・薬の取り揃え
ここまでの業務を行った上で、やっと処方せんに基づき薬を取り揃えます。さらに薬を取り揃えた者とは、別の薬剤師により薬の錠数のみならず、全てにおいての最終確認(鑑査)が行われます。
5・薬の交付と説明
最終確認を行った薬剤師より、患者様へ薬の交付と説明を行います。その際、必要な情報、主には「処方内容と薬が相違していないか。副作用や併用薬など新たな情報はないか」等について聞き取りをさせて頂きます。以上は、皆様へ正しく安全に薬を服用して頂くための最低限の薬剤師業務になります。
多少の時間はかかりましても、説明はきちんとさせて頂きます。
またご質問にも正しくお答え致します。
ご理解の程宜しくお願い致します。
◆調剤過誤防止システム
人間はミスを犯すものであり、調剤過誤の多くがヒューマンエラーによる物です。しかし、過誤は医療においてあってはならないものであります。当薬局では、そのヒューマンエラーを最小限に抑えるため「鑑査システム」を導入しております。
【ミスゼロ子】薬剤の取り間違えを感知するシステム
・ピッキングシステム
・散薬鑑査システム
【薬VAN】 薬の数を管理するシステム
◆調剤の工夫
1、薬を飲みやすくする工夫
薬には色々な剤形があります。飲みにくい場合は他の剤形や服用のアドバイスをご提案致します。
【例】 口の中で溶ける錠剤、小さい錠剤、甘い粉薬(ドライシロップ) 、錠剤の粉砕
2、「一包化」や用法毎にまとめた「簡易一包化」
患者さんの状況に応じて工夫をいたします。用法のシールや大きな字での記載などの要望にもお答えしますので、窓口でご相談ください。
【例】 薬の数が多い。
1日に色々な用法がある。
気をつけていても飲み忘れがある。
薬の数が合わなくなってしまう。
デイケアなどに通っている。
薬の管理者が本人以外である。
など…